はじめまして、りおんです。
いきなりだけど、私は過去、とある男と交際していたことがあるんよね。
付き合った期間、たったの2週間ちょい。
でも、その2週間ちょいのインパクトがありすぎたので、ここに供養してみようと思う。
(記念すべき初投稿がこれかよ…)
さて、そんな元彼とデートの日。
なんか遅いなーと思ったら、40分ほど遅刻して来やがった。
理由を聞いたら、「コンビニ行ったらバスが来たから急いで乗ったら違うやつだった」って。
何だその判断力。IQを玄関に忘れてきたんか？
それ、遅刻じゃなくて知能の行方不明届。しかも誤字脱字まみれ。
脳内GPSぶっ壊れてんのに、よくそれで1人で外出しようと思ったな。
で、服装。
上下オーバーサイズで、布に人っぽいものが埋もれてる。
シャツの背中には、和彫りみたいな厨二全開のクソデカプリント。
なんか一人だけ時代が平成初期。
ズボンもダボダボ、靴もやたらゴツくてデカい。
身長はごまかせても、心のサイズまではごまかせない。
諦めろ。
中身は行方不明で、布だけが街を徘徊してた。
手にはコンビニの小さいレジ袋。中身たぶん、水とガム。
よくその荷物量でこれたな。普通お散歩でももうちょい荷物持ってくだろ。
髪はノーセットのセンター分け。
ただのおぼっちゃま。
なんかDr.スランプで見たことある。
テレビでも見たことある。多分、永野さん。
「今日は時間なかった」って言ってたけど、じゃあせめて帽子とかでごまかせ。
んで、声がなんか通話で聞いてるのとちょっと違ってた。
通話では大人びた声だったのに、リアルではガキがそのまま声変わりした感じ。
声帯も脳みそと一緒に成長サボったか(遠い目)
で、口癖「シブい」「いかつい」。
発言だけ関西の古参ヤンキーか？
顔と声と服と発言、全部ジャンル違いすぎて、カオスなバラエティ番組の企画かと思った。
コーディネートのコンセプト？たぶん「まぜるな危険」。
塩素系漂白剤と酸性洗剤かよ。下手したら人死ぬて。
気を取り直して元彼と街を歩いてたら、私のサンダルの底がベロンと豪快に剥がれた。
何でよりにもよってこん時なん？もう少しタイミング考えろっての。
履き物としての尊厳どこいった？
「うわやば」ってなって、急いで近くの靴屋に駆け込んだ。
時間も選ぶ余裕もないしで、目に入ったものを手にレジへダッシュ。
それがまさかの10cmヒール。
気づいたら、元彼と身長が並んでた。
私は恋愛のトラブルより、自分の靴のトラブルのほうがよっぽど大事だった。男よりサンダルのほうに同情してた。
ちなみに実物、これ。
(三角定規は妹のやつです。勝手に借りました。)
ヒールだけ無駄に高くて、実際この靴で踏みつけるべきは、あいつの自尊心だったかもしれん。
身長、事前に聞いてなかったし正直興味なかった。
でも目線がバッチリあった瞬間、「あ、これネタになるじゃん」ってなぜか冷静に考えてた。
恋愛より先に、文章のネタを嗅ぎ分けることに意識がいった自分にちょっとだけ引いた。
りおん、こういう勘はめちゃくちゃいい。
ショウ・タッカーに嫌われるタイプの人。
ちなみに、ショウ・タッカーっていうのは、かの有名な「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」の元ネタとなるアニメキャラ。
でなんか、振る舞いが気になった。
デート中ちょいちょいトイレに行く。でも別に怪しい香りは漂ってこない。
「何してんの？」って思うでしょ？こっちだって思ったよ。
しかも、一回迷子になってた。
迎えに行ったら、そこ、普通に一本道だったから。
こっちが「どうやったらそこから迷えるの？」って聞いたら、「わからん」って。
そらそうやろ、こっちもわからんわ。
トイレに行って、帰り方を忘れた男。
人生も、たぶん同じ。
戻ってこれない道を歩いたやつに、人生の帰路を任せるのは無理だろ。
恋愛のナビ任せたら、ガードレールに突っ込むタイプ。
私は完全に実験動物を見る研究員の気持ちで観察してた。好奇心は刺激されるけど、尊敬は1ナノメートルも湧かない。
あ、ハグもまだしてなかった段階で、何がとは言わんが“自己主張”始めてた。
こっちは至って冷静に「たってる？」って聞いたら、「……ごめんね？」って。
いやいやいやいや、語彙どうした？
「ごめんね」って何？何にどういう理由で謝ってんの？
そもそもズボン越しに隠す気ゼロ、しっかりお披露目しとった。
街中でテント設営すんな。しかもワンタッチ式のやつ。
こっちはまだ説明書読めてねーんだよ。
そのテント、TemuやSHEINでももう少し出来いいわ。
体触る時も、距離感ゼロどころかマイナスにめり込んでるレベル。
この世の理を無視するな。
そして私は断りを躊躇うな。
「あれ？」ってなった時点で絶対にどっかおかしいから。
みんなは違和感を感じたらちゃんと断ろうね。マジで。
服の中、当然かのように手突っ込んでくるし、太ももとか胸とか頬とか、ガッツリ揉みしだいてくる。
やたら手慣れてるのに、反応がどーてー。
なんなんその二重構造。アンバランスすぎやろ。
下半身だけ老舗なの？
挙句に、顔に自信ないとか言ってたくせに、カメラ越しの角度は研究済。その割に、盛るの下手。
自信ない割に、態度が選ぶ側の王族ごっこ。
自己肯定感は地べた、態度は成層圏。ギャップで鼓膜破れるわ。
謙虚と卑屈を履き違えて、気取りと甘えをミックスジュースにして飲んでんのか？
しかもそれ、プロテインと勘違いしてる。
こいつ、倫理観だけじゃなくて味蕾と未来も死んでるみたい。却下。
そしてある日。
「俺りおんで初体験済ましたい」という文言のLINEが送られてきたんよね。
こっちが「今は正直なんとも言えないからまた後で暇なとき話そ」って言ったら、「わかった」。
なのに、後から「ああいや今どう思ってるか教えて」って。
うん、その時々でしか対応してないのモロバレ。
モロバレル。胞子と毒振り撒くなよ。
実際振り撒いてるのは性欲と迷惑だけどな。
てか「りおん『で』」「済ましたい」ってなんだよ。
お前が対応してるのはれっきとしたにんげん。穴そのものじゃねぇんだよ。
出直してこい。
いやもう出直してこなくていい。
この時点で私はこいつを人間とすら思ってなかった。「観察対象：性欲個体」ってラベルを脳内でペタっと貼った。
そしてまたある日の通話の時。
その時言われた、衝撃的な二言がこれ。
「俺人に興味なくてさ、好きとかそういうのわからない」
「セッ久できるなら積極的に関わりたいけど、そうじゃないなら一切関わりたくない」
「んで、決めるのを1週間2週間とか引き延ばして、うやむやにしないでほしい」
……やたら注文多いな。
宮沢賢治さんの某名作かと思ったら、ただの脳みそスカスカのB級駄作。
私は人間のつもりだったけど、気づけば下ごしらえ済みの食材と化してる。
しかも気づけば、金属類を外され、牛乳クリームまで塗らされて。
「いただきまーす」って？
そうか、結局お前は恋愛の看板を掲げたただの食人レストランか。
腹は膨れても、心は一切満たされないわけだ。
…まぁいいや。
はいはい、勝手に召し上がれ。
でもな、味付けはお前の勝手でも、嚙みしめるたびに回るのは毒。
最初は良くても、後から腹が悲鳴を上げる。
それでもよければ、どうぞご自由に。
ただし、食べる前によく考えろ。
食材にも選ぶ権利はある。
「関係続けるなら、そういうことも含めてさ…」
って言いながらムードだけ作ってたけど、感情も思考もゼロ。
頭脳は空白、股間だけピンセットでつまんだミルワームみたいに活発でキモかったわ。
どーてーの皮をかぶった処女厨の下位互換。
いっそセッ久に脳みそ寄付しとけ。
…
あ、寄付されたセッ久が可哀想か。
赤十字も受け取り拒否する臓器だろうしな。
でもさ、その割に、私に対してめちゃくちゃ「好き」だなんだ言ってきたんよね。
理由を聞いたら、
「りおんが『好き』って言ってくるから、俺も言った方がいいと思った」って。
いやいやいやいや、
あんたのほうが「好き」って言ってた頻度、かなり多かったけど？？？
なんなら初手もそっちだったが？？？
トーク履歴、ログ出してやろうか？
ログ、出しました。
「ログ出してやろうか？」って煽るだけ煽って出さないやつ、だいたい中身がノミくらい小さい。
でも私は、ほんとに出すタイプです。
フェードアウトするなら筋通しましょうや…
で、これ全部、どういう気持ちで送ってたん？？純粋に疑問。
こっちは一貫性を求めてたんだよ。
別に「変わるな」とは言ってない。「なら最初から装うな」って言ってんの。
恋愛感情がわからないとか言うなら、じゃあ「好き」って言葉、どういう気持ちで出してたん？空気？酸素？屁？
んで、私は「セッ久はしたくないけど関係は切りたくないなぁ」って渋ったんよ。
正直、人間(？)観察のいい対象になりそうだと思ったから。
私は本来、誠実さを大切にするけど、こいつの人間性(？)を大事にする義理、私にはないしね。
そしたら、第二の衝撃的な一言が飛び出してきた。
「妥協したら？」
ど の 口 が 言 っ て ん だ 。
妥協？
お前は女にだけ押し付けるゴミ。存在自体が迷惑。
もう絶句超えて律詩。ここに文豪爆誕。
じゃあお前、ペッティングで一生妥協してくれよな？
妥協って言葉の意味わかってんのか？
お前が言ってんのは、女側にだけ我慢を強いる片務契約だわ。
んで、渋った後、「結論どうするの？」って聞いてきたから、「こっちの質問に答えてくれたら決まる」って言ったんよ。そしたら、
「は？まだ決めとらんの？」
こっちが「最終判断に必要な情報足りてない。だから質問させて」って言ったら「3つまでな」って。
は？こっちはマクドナルドの注文しに来たんじゃねぇよ。
てかさ、それ
にんじん1本とじゃがいも2個で5分以内にカレー作れって言ってるのと一緒だからな！！！
それも「包丁なしで」って言ってる感じ。
なんで指で皮むいて指で火起こさなきゃいかんのよ。原始人かよ。
いや、原始人でも石かなんか使うわ。
せめて最低限の材料寄越せ。てかまず火と鍋とルー出せ。
脳内バーモントカレーじゃ無理だって。
で、いざ私が向こうに迫ると、脊髄で「は？」って言ってくる。
5秒後に「……いや、落ち着いて話そう」って謎のクール顔。
感情のおなら、デカすぎんだろ。
うんこもびっくりの大胆なガス抜きすぎて、思わず吹きそうになった。
もう失うものない中年のおっさんでもそこまで盛大に屁こかんて。
せめて口じゃなくて鼻から出せ。
その場に消臭スプレーあったら3本使い切ってたわ。
んで、私の考えてることを察した(？)のか、
「価値観が合わない」って死刑執行人みたいな顔して言ってきたけど、合わないんじゃなくて、
お前の理解力が死刑になってただけだろ。
議論のラリーが始まってすらないのに、勝手にボール叩き割って「俺たち無理だね」って。
バカにボール持たせると、こうなる。
てか、こっちが「こう思った理由」「前提」「こうしたい意図」って一つひとつ丁寧に積み上げてんのに、
こいつはその5文字目くらいで読むの止めて
「それって価値観合わないってことじゃん？」ってドヤってくるんよ。
いやいや、
読解力の発達、どの段階で止まった？胎児？
脳ミソが早産だったんか？
伏線も行間も文脈も全部スルーして、感情という名のおしつこを文面にひっかけて去ってくんじゃねーよ。
マーキングかよ。
あと、そういえば褒め言葉。
「りおんかわいすぎる」
「クラスにいたらアタックしてた」
「TikTokと同じ顔すぎてビビった」
…顔しか見とらんやんけ。
恋愛だと思ってたのはお前だけ。
私は恋人を探してたけど、お前はセッ久してくれる奴隷を探してただけだろ？
「かわいい」「そのまんまの顔」って量産型褒め言葉並べてたけど、
それ、愛じゃなくて股間で書いた俳句だろ。
季語：ムラムラ。
五・七・五で欲望を詠むな。こっちは詩じゃなくて関係性を築いてんだわ。
お前がしてたのは恋愛じゃなくて、下心にリボン巻いただけの営業活動。
そんなもん、誰が受け取るかって話。
これでもさ、私は真剣だったの。
言葉選んで、感情丸めて、伝えようとした。
少しは何か返ってくると思ったら……
「すきでちゅよ〜😘😘😘」だけ。
……マジで笑うしかなかった。感情の葬式は、ここで済ませた。
大好きな米津玄師さんの曲に浸ってる最中に、いきなりIndiHomeのミームぶち込まれたくらい興醒めした。
IndiHomeは、ネットでよく見るこれ。👆
マジでそのテンションで人生乗り切れると思ってんの、脳内に花畑でも咲いてんのか？
腸内フローラならぬ、脳内フローラが支配してる。
思考回路は花粉で詰まってる。
発酵してるだけ。
菌で恋愛すんな。
他の子がキラキラ青春してインスタ映え狙ってる時期に、私はクソ恋愛の供養文書いてる。
もはやお坊さんにお焼香を頼むどころか、戒名に草生やされるレベル。
マジでどういう人生？
元彼は「合わない」って結論出してたけど、いや、
レベル差がひどすぎて話になってなかっただけなんよ。
こっちが哲学の話してんのに、向こうは「とりま乳揉めたらそれでよくね？」って1人で答え出してるタイプ。
恋愛以前に、人(かどうかも怪しい)として観察対象でしかなかった。
ここまで読んでくれてありがとう！
この大作を最後まで読んだあなたは、多分忍耐力だけじゃなく、ちょっと変わった好奇心の持ち主かもしれません。
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